葬儀屋

50過ぎのおっさんが来たが、商魂たくましく葬儀の規模のカタログを大きい方から見せて来て勧める。しかしごく一般家庭のサラリーマンだった人の葬儀に必要以上大きなものは要らないので、小さい方へ小さい方へと自分は仕向ける。また通夜と告別式の会葬お礼も高いものから勧めてくるが、カタログの中で安いものを選んだ。またもらう立場のことも考えて、ハンカチやタオルは不要なので、通夜・告別式共に一番邪魔にならないお茶にした。消耗品が一番いいだろう。
祭壇用の写真を出して欲しいと言われ、おそらく父が一番気に入っていたと思う一年前の定年式の時の写真を用意しておいたのだが、写真の原本が見つからなくて、父のパソコンの中にスキャニングして入っていたJPGEファイルしか無かった。それをEPSONの写真画質プリンタでフォト用紙で印刷しておいたのだが、やっぱりよく見ると印刷と言うことが判る。それでどうせ葬儀屋でもデジタル処理をしているに決まってるからFDでJPEGを渡しましょうか?と、葬儀屋のおっさんに言ったが理解されず、そのまま印刷したものを渡した。