今日も万博(35回目)

しばらく寝たが、まだ結婚式のお酒が残っていて頭がフラフラする。しかし早く万博へ行かないと終わってしまう。そんな強い思いもあって出かけることに。
まずは頼まれ物のモリコログッズを買うために名古屋駅へと向かった。キオスクや百貨店のグッズ売り場を見ていても、どうしても見つからないので、一旦諦めて、名鉄バスターミナルからシャトルバスで万博会場へと向かった。もうこのバスに乗るのも最後だと思うと寂しく感じた。バスに乗車した時間は既に17時過ぎ。それでもまだまだバスの乗客はたくさんいた。シャトルバスの経路にあたる名古屋都市高速では閉会式に来場の貴賓の為に交通規制が敷かれていたので、発車待ちをしたり渋滞に巻き込まれたりで会場への到着は若干時間がかかった。

それでも18時過ぎに万博会場・東バスターミナルに到着。既に16時には入場券の発売が終了しているが、それでもまだまだ東ゲートには大勢の入場者が来ている。おそらく全期間入場券の人が大半なのであろう。さすがに入場に手慣れた人ばかりなので、すぐに入場できた。まずは北ゲート方面への通路上にあるお土産屋さんで、モリコログッズを見たら、先程名古屋駅で見つけることが出来なかったグッズがすぐに見つかり、依頼の物はゲット。
とりあえず安心したので、何か食べようと思い、センターゾーンのトルコ料理・神楽坂 トルコレストラン ソフラのテークアウトコーナーでドネルケバブ(¥700)とタントゥーニケバブ(¥700)を購入し、食べる。

その後、愛・地球広場で開かれるグランドフィナーレのフェアウェルパーティーとファイナルセレモニーを見ようと思っていたが、まだ始まるまでは少し時間がある。各パビリオンは19時で閉館になるので、最後にもう一度みたいと思ったパビリオンを走って回った。アフリカ共同館でどうしても気になったキリンのイスを購入した。今日は先日のシマウマのイスの時よりも安くなって¥3,500で買うことが出来た。

19時過ぎて名残惜しいがパビリオンは閉館。フェアウェルパーティーが始まったが、まだもう一度みたいと思い、電飾を見たりしていた。

そしてグローバルループ上に戻ると、もうボランティアの人たち一列に並び「ありがとう。さようなら。愛・地球博」と横断幕を掲げていた。もう万博も終了だと感極まってきた。

そして愛・地球広場へ行き、ファイナルセレモニーを見ようと思うが、広場内は大勢の人で中に入ることも出来ないし、通路で立ち止まることも出来ない。でも、しかしトイレから戻ってきたフリをして何とか潜入成功。何とかセレモニーを見る態勢が出来た。20時過ぎからは愛・地球博の公式FM局のテーマソングを歌っていたLOVE PSYCHEDELICOのライブが始まった。しかし聞き慣れていない曲調とまだお酒が回っている頭にはちょっと厳しかった。周りの高齢の方もそんな感じがうかがい知れた。

ライブが終わり、出演者が袖に下がったところで、そしてついにモリゾーとキッコロが森に帰るセレモニーの開始。モリゾーとキッコロはスクリーンの下の口から入っていき、そしてスクリーンに切り替わり。そして「森に帰ろうかのぅー」と別れを告げて、流れ星とともに一瞬の内にカナダ館の裏手の森の上に姿を現し、別れを告げて森へと帰っていきました。

その後、国旗掲揚塔から全参加国の国旗が下げられて、次の万博が開催される2008年スペインのZARAGOZAと2010年の上海が紹介された。

そして最後に、全ての人が手をつないで手を上げて、「ありがとう!」と叫んでグランドフィナーレは終了した。

その後、愛・地球広場をあとにして、最後の最後まで唯一入館することが出来なかったパビリオンである赤十字赤新月館を外からだけでも見て思い出に残しておきたいと思い、グローバルコモン2へと向かった。グローバルコモン2へ入ってすぐにある中南米料理・ビクトリア バーベキューガーデンの長いソフトクリーム(全長40cm。)が定価¥600のところ、¥300で販売!と言う声が聞こえてきたので、最後の思い出にロングソフトクリームを食べた。これが最後の万博での飲食であった。

その後、心残りである赤十字赤新月館を写真に撮り、思い出に残した。

その後は、閉園時間である22時を過ぎても名残惜しくて帰ることが出来ず、パビリオンのスタッフの解散式などを見たりしていたが、最終の電車の時間もヤバくなってきたので22時半過ぎには北ゲートから会場をお後にすることにした。最後はコンパニオンや警備員、職種を限らず全ての人に「ご苦労さま」とねぎらいの言葉を皆が掛けながら、会場を後にした。どのスタッフも涙していた。

家庭でいろいろなことがあり、自分が万博へ初めて行ったのは、開幕してから約1ヶ月半後の5月からであったが、それから35回も万博へ来る結果となった。万博へ行く前は1回行ったらおしまいと思っていたが、行けば行くほど、万博へ行きたくなってこの結果である。いろいろ感じることはあるが、生涯の思い出となることであろう。
万博が終わってしまい燃え尽きてしまって、明日から腑抜けな状態になってしまいそうで心配である。この地方にはそんな人が多数出るのではないでしょうか。