母、妹、共に倒れる。

15時から15時30分までの面会の時間に、集まっていただいた親族の方々にも父に面会していただいた。
そして最後に母と妹、自分で面会をするが、妹は初めての面会であり、まだ最終宣告の話もしていないので懸命に父へ声を掛ける。また母も父へ声を掛ける。面会時間を遙かにオーバーして小一時間、父の側で面会して離れようとしたときに妹が床に倒れた。また母は叔母に預けて連れ添っていただいたが、パニック状態に陥った様子で車椅子に乗せられて運ばれていった様子、妹も貧血を起こした様子で車椅子に乗せられて旦那に押していってもらい救急措置センターへと運ばれ行った。措置室へ行く途中に甥っ子の悪ガキが居るので、妹が連れられていく状態を目にしない様に引き離させるために、走って甥っ子の所まで行き抱っこして遠くへ引き離し、窓から外の景色を見せて気を逸らした。
下の甥っ子は叔母に預けられていてお守りしていただいていた様子だった。上の甥っ子も別の叔母に預かり、救急措置センターへ妹と母の様子を見に行くと、母はパニック状態になって寒がっていた。点滴で措置をして、電気毛布で暖めてもらい、しばらく自分が手をつないで精神状態を安定させた。ショックと体調不良の両方が原因であろう。何とか落ち着いてきたところで後は叔母にお願いした。妹の方は貧血であったようで、既にかなり復活をしている様子だった。自分が母を守らなければならないのにと責任を感じていた。
真の身内である母と妹までが倒れてしまい、誰も身内が居なくなりどうにもならなくなってしまった。親戚の方々にはご迷惑ばかりお掛けしたので、ひたすら頭を下げて廻った。