最後のお別れ

告別式が終わり、出棺前の最後のお別れである。中日の応援メガホンや最後の誕生日ケーキの写真、他にも入れてあげてほしいと言われた物も入れた。この時、またしても母が倒れ崩れたが準備してあった車椅子に乗せた。お花や果物なども入れてあげるが悪ガキは葬儀屋の係員にバナナを手渡されて思わず自分が食べる分をもらったと思ったのか、ニコッとまんべんの笑顔を浮かべたのには、思わず呆気に取られた(笑)旦那がきちんと説明して、棺桶の中に入れてあげたのは言うまでもない。
皆、最後の分かれに泣き崩れているが、非常な自分は次の喪主挨拶のことで頭が一杯で、涙一つ流す事なかった。
そして最後の喪主挨拶。例文1を胸ポケットから出して読み上げたが、普段使わないような言葉づかいも含まれているのですんなりと読み上げることが出来ずに、本当に棒読みとなってしまった。
最後の挨拶が終わり、喪主の自分は霊柩車に乗り込み、親戚たちはマイクロバスに乗り込み、火葬場へと向かった。