愛知高速鉄道・東部丘陵線 リニモ

日本で初めての常電導リニアモーターを使った路線で、万博のアクセス路線として期待されてはいるが小型の車体で輸送力には当初から不安視されて本命のリニモよりも、JRと愛知環状鉄道経由のアクセスの方を推奨されている。地下鉄からの乗り換えの藤が丘駅で、地下鉄との輸送力の差から確実に観客の滞留が予想される。万博が始まる前の開業だけの現状でも車内はいっぱいの状態である。万博の開幕時にはさらなる増便でも人を捌くのは難しいと思われる。

早速、乗車をしてたが、出発時にわずか6[mm]ではあるが浮上する感覚が感じられる。走り出したら鉄道の様な規則的な振動は感じられないし、とても滑らかに走っている。走行音も風切り音とリニアモーターのインバータ音しかしないので極めて静かである。また加減速度も鉄道に比べると高く、一瞬に最高時速の100km/hに達するので、高いところを走り眺めもいいので、あたかもジェットコースターを乗っているような感覚に陥る。30年前から日本航空が研究を開始し、その後名鉄日本航空の共同出資の会社で研究してきた成果が、ついに万博を目の前にして花が開いた。万博の展示物ではないがそれに相当する乗り物である。混雑は予想されるが是非一度は乗車されることをお勧めしたい。