家無き子 自分なんて要らないんだよ。

お腹が空いたが家には帰られないし、やむなく名古屋駅の駅面通りの某ラーメン屋に入る。ラーメンとチャーハンを頼んだのだが、チャーハンが先に来た後でラーメンがちっとも来ない。しょうがないのでチビチビとチャーハンを食べていたら、ラーメンよりも先に伝票が届いた。それでもそろそろ来るだろうとチャーハンをチビチビと食べていたが、ついにチャーハンを食べ尽くしてしまった。食べ終えて茶を飲んだりして待っていたら、自分よりも後に来た客に先にラーメンが出ているのに気づいた。しかしこうなったら、こちらも意地になって気が付くまで待ってやろうと思い、待つことにした。
そして15分後、一人の店員のおねえちゃんが気づいたようで、伝票を見て「まだラーメンが出てませんでしたか?」と声を掛けてきたので、少し嫌みを込めて「ずっと待ってるけれども、まだ出てません」と答えたところ、ようやくラーメンを作り出したようでしばらくしてラーメンが出てきた。仮に男の店員が気づいたのならば、猛烈に怒ってお金も払わずに店を出てきたかもしれないが、おねえちゃんが気づいてくれたので怒りは抑えた。気づいてくれたおねえちゃんには非があったわけではないので、責めることは出来ないし、むしろ気づいたと言うことで誉めてあげなければならないと思ったぐらいだ。
しかし、本当に自分はついてないし、いいことがない。ますます気が落ち込んだ。やはり消えてしまうべきなんだろうかと思った。