こんぴらさんへ

12時57分、あっと言う間に琴平駅に到着する。琴平駅の改札口には、金比羅さんのマークがべたべたと貼ってありビックリする。
次の日程との兼ね合いもあり1時間少々余裕があるので、琴電琴平駅のコインロッカーに荷物を置いてから、ちょっと無理をして金比羅さんの本宮まで行くことにした。観光マップを見ると、785段の石段を登ったところにある本宮まで行って帰ってくるコースの所要時間は約2時間と書いてある。とりあえず、行けるところまで行って帰ってこようと思って出発した。
最初はお土産屋さんに目をやりながら、石段を登る。もしかしたらどこドラのオリーブドラがいるかもしれないので。しかし、徐々にその余裕が無くなってくる。
そろそろ折り返して、駅に戻ろうかとも思ったが、ところどころに「しあわせの黄色いお守り」と書いたポスターが貼ってあり気になる。もしかしたら、これを手に入れる事によって「不思議な力」の人と結ばれるかもしれない。と思ったのと、腰の曲がったおばあちゃんが降りてくるのを見て、おばあちゃんに負けられないし、幸せをつかむために頑張らねばと思い、思い直して、やっぱり本宮まで行くことにした。
時間的にも駅を出て35分が経過し、そろそろ戻らないと時間的にまずいなと思ったが、本宮が見えてきたので、下りはスピードアップ出来るはずなので登りと同じ所要時間は掛からないと判断し、かなりしんどくなってきたが、もう少し頑張る。途中、先の台風で石段が崩れたところもあったりしたが、何とか駅を出て43分で本宮前に到着。
ここでさっさとお参りをして、「しあわせの黄色いお守り」を買って、すぐに石段を降り、駅へと向かおうと思っていたのだが、登り切って身体が安心したのか、何と貧血でダウン。ここで約10分間休憩してしまったので、予定していた電車にはもう間に合わない。あきらめて、30分後の電車に乗ることにした。高松での滞在時間が1時間10分から40分になることは、かなり痛いがやむ得ない。体調が復活して、まずは本宮にお参りをした。
結局、琴電琴平駅まで戻ってきたのが、駅を出てからちょうど1時間半経過後であった。やっぱり約2時間コースと言うのは間違っては無いようだ。1時間で戻ってこようと思ったのが無謀な事であったようだ。
コインロッカーから荷物を取り出し、改札口を通り、電車に乗り込んだ。上着もTシャツは汗びっしょりで絞れる状態であったので電車の中で裸になり、Tシャツを着替えた。車内はおばちゃんしか居なかったし、問題はなかったでしょう。