今日も万博(22回目)(瀬戸会場は5回目)

今日は母が万博へ行きたいと言うので、病院を朝から抜け出し万博に連れ出した。まだ人込みの中を歩き回るのは無理な状態で、かろうじて杖を付いてフラフラしながら歩いているので、どうやって行こうか悩んだが、一番歩く距離が少なくて負担が少ないと思われるP&R駐車場に車を止めて、そこからバスで行くことにした。車を止めた所からバスまで何とか歩いてもらい、無事にバスに乗り込み会場へ向かった。
会場のバスターミナルに到着して、バスを降りるがやはり観光バスの大きな段は辛そうであった。そんな姿をみてバスターミナルの係の女の子が「バスターミナルの緊急用の簡易車椅子ですがお貸ししましょうか?」と言って下さり、簡易車椅子をお借りして会場の入り口まで向かった。
会場入口は既に入場待ちの行列になっているが、通常の入り口とは別にあるケアセンターと言う障害者や高齢者など、身体の不自由な方が使われる所から入場させてもらえた。そこでボディチェックと入場手続きを行い入場した。場内では車椅子が借りられるので、ここでバスターミナルの簡易車椅子から会場会の車椅子に乗り換えた。
まずはゲート前の土産物屋前のモリゾーとキッコロの巨大縫いぐるみと、ボランティアの方にカメラのボタン押しを行ってもらい行い、記念撮影をした。

それから会場内を車椅子で駆け回った。まずはトヨタ館へ行き、車椅子優先席の整理券(19時10分から)をもらう、そして今度はグローバルハウスの車椅子利用者の整理券(12時40分)をもらう。グローバルハウスの車椅子利用者の整理券は通常とは違いブルーホールとオレンジホールの2館を同時に回れるみたいだ。とりあえず整理券の時間まで時間があるので、名古屋市パビリオン・大地の塔へ行く。80分待ちの行列と書いてあったが、車椅子は別口からエレベータを利用して入るので20分程の待ち時間で入ることが出来た。
通常ならばかなり待たなければ入れないところが、次々と入れるので車椅子を押すのは坂もあって結構えらいけれども、面白くなってきてかなりの速度で走り回った。大地の塔の後はグローバルコモン6へ行き、マレーシア館、ベトナム館、ブルネイ・ダルサラーム館、南太平洋共同館、インドネシア館、タイ館、カンボジア館、ニュージーランド館、ラオス館を見た。昼食はラオス館のラオスヌードル炒め(ラオス風焼きそば)とカオサンカヤ(もち米に蒸したココナツ玉子を乗せたデザート)のセット(¥1,000)とヴーン(寒天。¥200)を食べた。

このころから雨が降り出したが、ちょうどグローバルハウスの時間になったので中に入ってしまったので、あまり雨の影響はなかった。グローバルハウスはブルーホールとオレンジホールの2館が同時に見える特典付きですごくよかった。冷凍マンモスを見てグローバルハウスを出て、次は瀬戸会場へと向かった。
瀬戸会場へは燃料電池バスで向かうのだが、車椅子利用者は他の乗客が乗車前に乗り込み、車椅子利用者はイスに座り、介護者は車椅子を固定して支持して乗り込んだ。これもまた行列を抜かして優先で乗せていただけた。
瀬戸会場では、まず巨大なお皿の前で記念撮影をして、自分が一番気に入っている瀬戸愛知県館に入ったが、これも車椅子利用者は別でシアターを見たその後の見学は階段が降りられないのでエレベーターで降りて見学して、最後はエレベーターで登って戻って行った。瀬戸日本館は見学する時間がなかったので諦めた。

再び燃料電池バスに乗り込み、長久手会場へ戻ってきた。トヨタ館の入場時間まではまだしばらくあるので、グローバルコモン1のサウジアラビア館、イエメン館、カタール館、イラン館、バングラデシュ館、パキスタン館、スリランカ館、中国館、モンゴル館、ブータン館、中央アジア共同館、ネパール館、インド館と韓国館を除く全てのパビリオンを見た。さらにグローバルコモン2のキューバ館、国連館、アンデス共同館を連れ回した。モンゴル館で岩塩ソフトクリーム(¥300)を食べたが甘いけれども、後味が塩っぽかった。

トヨタ館は車椅子利用者席で見たが、まさか見えるとは思わなかったものが見えて感激していた。その後はコイの池のナイトショーを見て、グローバルコモン3でトルコ館、ブルガリア館を見てから、グローバルコモン5のエジプト館とアフリカ共同館を見ているうちに21時になりパビリオンが終了した。アフリカ館前の売店でココナッツ羊羹(¥300)とタピオカドリンク(¥350)を食して、休憩した。

最後にグローバルコモン4まで行って、モリゾーが運転しているIMTSに乗って北ゲート近くまで戻って、さらに東ゲートまで車椅子を押して戻った。結局、会場を出たのは22時で、最後の最後まで連れ回したが母はとても喜んでくれたのでよかった。
これだけ歩き回ることは普通の人では無理であろう(笑)