今日も万博(17回目)

今日も「不思議な力」の人と馬の骨が、万博へ行くと話を聞いていたので、また遭遇して辛い思いをしたくないので、あまり行きたくない気分だが、せっかく「森の自然学校」の予約がしてあったので万博へ行くことにした。
とにかく会場に入ってからも、ひとりぼっちで寂しいし、誰にも逢いたくないLowな気分なので、自分のセンサーの感度を最低レベルに落として、人はただのオブジェクトAとしてぐらいにしか見ないようにした。
森の自然学校へ着いて受付をし、20人程度のグループに別れてインタープリター(森の案内人。自然と会話するための翻訳者)に連れられ森の中へ進んで行った。森の中は同じ万博会場とは思えないほどの静けさが心落ち着いた。そしてまずはインタープリタの自己紹介。地元の豊田の女性であった。そしてグループの参加者にどこから来たか、何回目の万博かと一人ずつ聞いて行ったが大半が万博10回目以上のベテランであった。
まずヤマウルシはかぶれる人もいるから注意するようにと説明を受け、それ以外にヘビやハチもいるので注意と対処法を教えてくれた。インタープリタは森の中の普通に歩いては気が付かない小さな事も教えてくれた。例えばカブトムシの死骸を発見して、これはトリが突ついて食べたのだろうと説明してくれた。てっきりアリかと思ったら、殻に大きな穴が空いているのでくちばしに突つかれたのだと教えてくれた。
今日のテーマは「オリジナル家紋づくり」である。シダなどの植物が家紋として使われていたりするが、森の中に生えている植物の絵を書いてオリジナルの家紋を作ってみようと言うお題だ。森の中の見通し範囲内で解散して約10分間で作品を完成させてくださいとのこと。自分は足元に生えていたササの絵を描き、「つよい紋」と名付け、願いは「細く長く、雑草のように強く」と書いた。ササは抜いても抜いても生えてきて生命力が強いので、強く生きていこうと思い書いた。グループの参加者全員の作品を布の上で並べて、それぞれの作品の発表があり、わずか10分間で人それぞれの違うものが出来て面白かった。
作品の発表が終わって森の自然学校は解散となったが、森の中に残り散策することにした。森の中を歩いているとすごく居心地が良いことに気づいた。インタープリターさんは山歩きをしているときのようにすれ違うときは必ず「こんにちは」と声を掛けてくれるので、こちらも「こんにちは」と挨拶をした。また森の中を歩いていて、気づいた自然の出来事についていろいろと説明してくれた。また森の中の遊びも教えてくれたりした。葉っぱに空いている穴を上手く使ってデジカメで写真を撮ってもらったりもした。インタープリターさんの人の心の温かみもすごく感じて、いつしかLowな気分も向上し寂しくなくなり、あまりにも森の中の居心地が良かったので、かなり長い時間森の中に滞在した。

森の中を散策しているとさまざまな自然を発見するが、先日グローバルループ上でカミキリムシを見つけたが、カミキリが木の中をもぐり込んで木屑を外に出している様子や、木の蜜を吸うカブトムシなどを見つけることが出来た。

森を出たあと、今まで見に行ったことが無かった「サツキとメイの家」を見に行った。家の中は葉書で応募して抽選に当たらないと入れないので、展望台から家を眺める形であったが、言い方悪く言えば「モダンな古い家」と言う感じだった。話のタネに一度見ておけばいいかと思うぐらいだった。

その後は会場内をウロウロと歩いて、ブラザーの展示やアンデス館を見直したり、まだ行ってなかったマレーシア館、ラオス館、リビア館、モリゾーキッコロメッセ等に行った。ドイツ館も200分待ちであったが、先日並んでいて乗り物が壊れて閉館になってしまったためにもらってEasy Access Ticketがあったので、裏口からすぐに乗せてもらえて快適であった。かなり複雑なリミックの乗り物なので壊れやすいだろうなと感じた。
今日は、まず中米共同館で中米レストランでサフランライス(¥1,200)を食べた。まあまあ美味しかった。

それからおやつ代わりに、グローバルコモン5のアフリカ料理店・サラームでアフリカ風お好み焼き(¥600)を食べた。肉の感じが日本のお好み焼きとは違った感じだった。

そして先日、ウド鈴木氏がTV収録中で食べることが出来なかったイエメン館のイェーメンセット(ナン・カレー・サラダ・ジュース。¥1,000)を食べた。しかしナンが明らかにチンしすぎで硬くて手でちぎるのも困難な感じだった。あの時、ウド鈴木氏がネパールへ導いてくれたんだろうと実感した。